サンショウ株式会社は、明治27年創立の製糸業をその源とし、昭和33年自動車用品製造・販売への進出により現在の基盤が築かれました。以来一歩一歩着実に積み上げを図り、現在では繊維製品はもとより樹脂製品等々により純正用品の専門メーカーとして自動車産業の重要な一翼を担っています。

日本の基幹産業として発展を遂げたモータリゼーションは時代と共にその役割の変化に対応しながら、今なお成長を続けています。輸送手段として脚光を浴びた時代、移動手段としての価値を果たした時代を経て、「ライフスタイル」という多様化・個性化する人間の嗜好をうけとめる存在へと変貌を遂げています。その中で、クルマ関連用品を提供する当社の役割は益々重要になっています。

当社がこれまで長い年月をかけて築き上げてきた財産・・それは『和』の精神です。人と人が信頼で結ばれ、ＢＥＳＴの道を探る為に最大限の努力と行動力を発揮する・・・それは社内はもとより、当社を取り巻く環境すべてに対する精神であり、当社の発展にとって欠くことのできない理念です。

クルマがエンターテイメントの要素を備えるに至って、クルマに対する価値観は、まさに多種多様に広がっています。それは同時にクルマ用品に求めるニーズの多様化をも意味しています。ユーザーの嗜好を敏感にとらえるためには、単なるアクセサリーとしての存在では、個性化時代には対応できません。より機能的で、より快適で、より感性的な要素を付加することで時代に呼応する商品が生まれることを確信しています。純正用品を提供するという大きな使命を果たすため、今後とも『和』の精神をモットーに企業発展に努める所存です。